![]() ![]() |
令和05年度 取組状況 | |
所属 | 都市環境学部 観光科学科 |
職 位 | 教授 |
氏 名 | 相原 健郎 |
取組状況 | |
教 育 | 研究室配属の大学院生、学部生の計9名に対して、自治体や企業などの実社会との連携を積極的に行う中で、実データでの分析や行動把握の現状にも触れさせつつ、網羅的かつ具体的な理解を得るための指導をした。より実践的な知識と技能の習得に取り組んだ。
教務主任として、学科全体での教育および共通科目を所掌し、留学生や休学生なども含め、個別の指導にも厚く対応した。また、行動・経営科学に関する講義を対話的に実践することで、自立した個に必要となる教養と批判的思考の習得を指導した。 学部3年生の研究室配属に際し、各学生の希望を細かく取り入れ、公平、公正、かつ、柔軟な対応にて割り当てを行い、各学生の研究興味等に応じた研究環境の構築を行った。担当する授業では、ハイブリッド形式での柔軟な実施を原則とし、学生らの状況に応じた授業参加を可能とした。 |
研 究 | 地域への流出入と地域内での流動把握を各個体の動きの集約により実現する「ミクロ流動把握」の実現を目指すなかで、定点計測手法の高度化とデータ解析に基づく流動把握手法に関する研究を進めている。ここでは自動車の流動に関して、その流動把握のために、都市の複数地点に設置するカメラによる車両認識とその記録・収集・解析の方法論の提案と実現を目的としている。システムはネットワークカメラと処理用PCおよびデータ転送用のネットワーク機器で構成され、リアルタイムで認識結果がクラウドに集約される。2023年度は、流動把握のために取り組んでいる定点計測手法の高度化を多地点でのデータ取得をより進めた。新たに山形県内の観光拠点にカメラの設置を行い、エリアの流出入と域内流動を把握する方法論について検証を進めた。本テーマに関する科研基盤Bを推進した。
モビリティサービスの事業者、自治体、DMOとの連携や、外部機関の活用を通して大規模かつ実態を反映したデータ収集に加え、行動や脳波等の客観的な行動データも合わせた分析を実践した |
社会貢献 | 東京都が進める南大沢スマートシティ化の取り組みを始め、米沢市等の観光施策への助言や、国交省航空局の調査等を担うなど、社会への貢献を進めた。
さいたま市が進める地域交通に関する共創人材育成に協力し、スマートシティ化の実践に貢献した。 島根県における自動車での流動分析を行い、広域流動と道路ネットワークの拡充の効果などを公表した。 |