教員紹介参照<参照> |
令和05年度 取組状況 | |
所属 | 都市環境学部 都市基盤環境学科 |
職 位 | 教授 |
氏 名 | 砂金 伸治 |
取組状況 | |
教 育 | ・学部および大学院担当科目の講義に関して,実務上の最新映像を含めたDVD等を適宜使用し教育効果を高める工夫を行った.また,担当授業科目において,kibacoを活用した定期的な小テストおよび思考力を問う自由記述レポートを課し,コメントを付して返却することで,学習目標への到達度の確認が可能となるように心がけた.
・研究室ゼミナールでは,毎週のプレゼンテーションの実施による内容の幅広い相互理解を促進するとともに,山岳トンネルおよびシールドトンネルの施工現場の調査を複数回実施し,研究能力に加えて実務能力の向上が図れる教育を行った. |
研 究 | ・2023年度は,トンネル・地下空間に関する研究のうち,山岳トンネルに関する研究として,変状を生じたトンネル構造の更新を実施する場合の力学的挙動に関する研究,施工時のトンネルの補助工法と支保構造の挙動の関連性に関する研究,トンネル坑口部の地震時挙動に関する研究,また,トンネルの防水性に関する研究を実施した.さらにシールドトンネルに関する研究として,セグメントの柔構造化に関する研究を実施した.2023年度は学会発表17件,論文発表等13件の指導を通じ,トンネルにおける合理的な計画,設計,施工および維持管理に関して得た知見を公表した.
・国土交通省国土技術政策総合研究所および国立研究開発法人土木研究所との研究協力に基づく研究の遂行,加えて高速道路株式会社との共同研究を通じて,社会実装を念頭に置いた研究を実施し,成果は要領類等の反映に活用される見込みとなっている. |
社会貢献 | 国土交通省,厚生労働省,地方自治体,高速道路関係株式会社,学協会の審議会・委員会等に委員長,委員等として参加.また,PIARC(世界道路協会(WRA)),ITA(国際トンネル協会)の委員会等に委員等として参加.代表的な参画委員会は以下のとおりである.
・国土交通省 社会資本整備審議会 道路分科会 道路技術小委員会 トンネル分野会議 委員 ・国土交通省関東地方整備局 東京外環トンネル施工等検討委員会 委員 ・国土交通省関東地方整備局 羽田空港アクセス鉄道に係る技術検討委員会 委員 ・国土交通省中部地方整備局 青崩峠道路トンネル施工検討委員会 委員長 ・国土交通省近畿地方整備局 水海川導水トンネル技術検討委員会 委員長 ・国土交通省九州地方整備局 鹿児島東西道路技術検討委員会 委員 ・厚生労働省 労働政策審議会 安全衛生分科会 臨時委員 ・和歌山県 県道長井古座線 八郎山トンネル技術検討委員会 ・(公社)日本道路協会 トンネル委員会 委員 ・(公社)日本道路協会 トンネル付属施設小委員会 小委員長 ・(公社)日本道路協会 WRA(世界道路協会) TC 4.4「道路トンネル」国内委員会 委員長 ・(公社)土木学会 岩盤力学委員会岩盤力学関連事例研究小委員会 小委員長 ・(公社)土木学会 トンネル工学委員会 専門委員 ・(公社)土木学会 トンネル工学委員会技術小委員会 山岳トンネルの外力による変状と補強に関する検討部会 部会長 ・(公社)土木学会 トンネル工学委員会技術小委員会 地下建設における地盤リスクマネジメント検討部会 副部会長 ・(一社)日本トンネル技術協会 ITA小委員会 委員長 ・西日本高速道路株式会社 山陽自動車道尼子山トンネル火災事故技術検討会 委員長 ・首都高速道路株式会社 首都高速道路の大規模更新・修繕及び機能強化に関する技術検討委員会 委員 また,関係機関への研修講師としての出講等,トンネル技術の広範な普及にも努めている. |