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MURAKAMI Hiroshi
准教授

村上 弘 ムラカミ ヒロシ むらかみ ひろし

プロフィール

所属

東京都立大学理学部 数理科学科
理学研究科 数理科学専攻

最終学歴・学位

北海道大学理学博士

専門・研究分野

「数値計算・数式処理・並列処理に関する研究」をしている.ただし大規模な計算は行わず,理論や方法論,および参考となる計算法の例を示すための小規模な例題に対する具体的な実装作業までが研究の内容になる.

研究

研究テーマ

数値計算のためのアルゴリズムの開発、並列計算のためのアルゴリズムの開発、数式処理のためのアルゴリズムの開発(ただし、いずれについても方法論の確立を狙うものであって、動作の検証のために行う計算実験例は、限られた計算資源で実施ができる比較的小さい範囲の問題に限定される)。

研究キーワード

固有値問題、特異値問題、連立1次方程式、非線形方程式、代数方程式、反復解法、関数近似、数値積分、常微分方程式、差分法、有限要素法、積分方程式、高精度計算、混合精度計算、省演算量解法、省記憶量解法、並列計算技法、数値-数式混合計算など。

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詳細情報

【論文発表又は著書発行(発表題目,著者,発表誌又は出版社,年月を記入)】
1) 実対称定値一般固有値問題の下端側固有対を少数求めるためのフィルタの伝達関数を極がすべて実数である低次の有理関数とChebyshev多項式の合成として構成する試み,村上弘,情報処理学会研究報告,Vol.2022-HPC-184(7),pp.1-23(2022年5月).
2) 有理関数による補間に対する重心形式の数式処理における利用について,村上弘,RIMS講究録,No.2224,pp.122-141(2022年6月).
3) 各分点において値のほかに停留性も指定可能な有理関数の構成法の応用,村上弘,計算工学講演会論文集(C-12-02),Vol.27(ISSN 1342-145X),pp.1404-1409(2022年6月).
4) 固有値解法用フィルタの有理関数補間法による構成(分科会報告),村上弘,数式処理 Bulletin of JSSAC(2022),Vol.28(2),pp.128-131(2022年7月).
5) 固有値問題の一部少数の固有対の近似を一斉に求めるフィルタ解法について,村上弘,日本応用数理学会2022年度年会講演予稿(C1-3-4),2頁分(2022年9月).
6)固有値問題のフィルタを用いた固有対の近似の構成について,村上弘,情報処理学会研究報告,Vol.2022-HPC-187(2),pp.1-22(2022年12月).
7)チェビシェフ多項式と極がすべて実数である低次有理関数の合成により実対称定値一般固有値問題の少数の下側固有対を解くためのフィルタの伝達関数を構成する方法,村上弘,情報処理学会論文誌,コンピューティングシステム(ACS78),Vol.15(3),pp.1-28(2022年12月).
8) 行列固有値問題の近似固有対の前処理用フィルタを用いた精度改良,村上弘,情報処理学会研究報告,Vol.2023-HPC-188(11),pp.1-55(2023年3月).

【学会発表(発表題名,発表大会名,年月を記入)】
9) 各分点において値のほかに停留性も指定可能な有理関数の構成法の応用(番号C-12-02),第27回計算工学講演会(2022年6月).
10)固有値問題のフィルタ解法に用いる有理関数の具体的な構成,日本数式処理学会第31会大会講演(2022年6月).
11)シフトが実数である少数のレゾルベントによる固有値が下端付近の固有対を解くためのフィルタの構成と実験,SWoPP2022連携 第33回行列固有値単独研究会(2022年7月).
12)Design of Filters Consist of Resolvents with Real Shifts for Solving Eigenpairs with Lowest Eigenvalues,MS1403(講演番号3412)of WCCM-APCOM 2022(横浜)(2022年8月).
13)固有値問題の一部少数の固有対の近似を一斉に求めるフィルタ解法について(番号C1-3-4),日本応用数理学会2022年度年会,行列と固有値の計算研究部会(MEPA)(2022年9月).
14)固有値問題の少数の固有対をフィルタを利用して求める近似解法について,第186回情報処理学会HPC研究会(HPC-186),於神戸理研計算科学センター(2022年9月).
15)固有値問題のフィルタを用いた固有対の近似の構成について,第187回情報処理学会HPC研究会(HPC-187),於沖縄産業支援センター(2022年12月).
16)固有値問題のフィルタ解法に対する弱いフィルタによる前処理について,日本応用数理学会研究部会「行列・固有値問題の解法とその応用」(MEPA)第34回単独研究会(2022年12月).
17) フィルタを用いた固有値問題の近似解法について,RIMS共同研究 Computer Algebra - Fundations and Applications(2022年12月).
18)フィルタを用いる固有値の近似解法に対する弱いフィルタによる前処理,応用数理学会連合発表会,行列と固有値研究部会,於岡山理科大学(2023年3月).
19)行列固有値問題の近似固有対の前処理用フィルタを用いた精度改良,第188回情報処理学会HPC研究会(HPC-188),於北海道大学学術交流会館(2023年3月).
情報処理学会(正会員),日本応用数理学会(正会員),日本数式処理学会(正会員)。
学術的研究の成果である知見や知識は、学会発表や論文発表等を通じて、社会に対して無償で提供される。
  • 微分積分I d
  • 離散数学入門 c
  • 微分積分I e
  • 応用数理概論Ⅲ
  • 情報システム
  • 情報システム演習
  • 応用数理情報概論III
  • 情報システムA
  • 情報システムA演習
  • 組織再編前旧課程の同時開講科目等が含まれており、掲載されている全ての科目を開講するわけではありません。

連絡先

研究室

理学部8号棟5階522室

オフィスアワー

授業開始時に指定する。

内線番号

内線3096

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