INUKAI Ayano
助教

犬飼 彩乃 イヌカイ アヤノ いぬかい あやの

プロフィール

所属

東京都立大学人文社会学部 人文学科 ドイツ語圏文化論教室
人文科学研究科 文化関係論専攻 ドイツ語圏文化論分野

最終学歴・学位

博士(文学)

専門・研究分野

ドイツ語圏文化論

研究

研究テーマ

戦後から現代にかけてのドイツ語圏の文学における実験的散文とその翻訳について研究しています。
多くの言語実験では、その言語の特性を活かしたり、言語的慣習に逆らったり、表現の不自由さを皮肉ったりなどして、新しい表現の可能性とその限界を探っていきます。文学は最も古い芸術形式の一つであり、コミュニケーション形式の一つでもありますが、21世紀の現在でもまだ新しい表現の可能性は残っているのでしょうか。また、言語実験を別の特性をもつ他の言語に翻訳しようと試みる場合、いったい何が起きるでしょうか。

研究キーワード

現代ドイツ文学、言語実験、翻訳論

詳細情報

【論文】
・不気味なもののカタログークレメンス・ゼッツ『インディゴ』とE.イェンチュ「不気味なものの心理学へ」比較 In: 人文学報 517(14) 13-25 2021年3月

・リアリティと語りの連続性――アルノ・シュミットの短篇集『リヴィアータン』における日記体 In:人文学報516(14) S.39-51 2020年3月

・作者のなかにいる作者 : クレメンス・J・ゼッツ『ボット : 作者不在のインタビュー』におけるテクストの主体 In:人文学報515(14) S.113-130, 2019年3月

・Lugende Figuren. Uberlegungen zum Verhaltnis von Fakten und Fiktion im Roman "Indigo" von Clemens J. Setz und dem fruhen Wittgenstein. In: Beitrage zur Ostreichischen Literatur. Bd. 34. Hg. v. Gesellschaft der Osterreichische Literatur in Japan, Marz 2018.

・嘘、フィクション、マンスプレイニング―クレメンス・J・ゼッツの戯曲『国際連合』にみる言葉の二重性,人文学報 514(14) S.101-111,2018年3月

・Clemens J. Setz und seine Grenzen der Sprache. Jimbun-Gakuho. The Journal of Social Science and Humanities, German Studies. (513) S.101-111, 2017年3月

・記憶と写真―アルノ・シュミット散文理論からみる想起の力,ドイツ語圏における神話・伝説素材の作品化にみられる集合的記憶の諸相報告論文集,首都大学東京ドイツ文学研究室,S.45-58, 2016.

・現実と虚構の重なりにある闇 : クレメンス・J・ゼッツ『インディゴ』考,人文学報 (495) S.67-83,2014年3月

・私語が学習言語に変わるとき : ドイツ語コミュニケーション授業活性化に関する実践的考察,METROPOLE (34) S.53-68,2013年10月

・[研究ノート]Satz fur Satz - Punkt fur Punkt? Arno Schmidts Interpunktion im Spiegel der japanischen Sprache. In: Internationale Ausgabe von "Doitsu Bungaku 145" Hg. v. der Japanischen Gesellschaft fur Germanistik. Munchen, 2012, S.189-204.

・キャリバンの行方,METROPOLE (32) S.85-101,2011年10月

・インターテクスチュアリティと翻訳―A・シュミット「キャリバンのセティボス観」翻訳について,人文学報 (435) S.27-45,2010年3月


【学位論文】
・不可能への挑戦―アルノ・シュミット作品を日本語化する際の諸問題,首都大学東京大学院人文科学研究科博士学位論文,2011年10月学位取得


【学会発表】
・クレメンス・J・ゼッツ『インディゴ』にみる世界の限界とフィクションの可能性 オンライン国際ワークショップ クレメンス・J・ゼッツ―ポストヒューマニズムの文学 2021年9月25日

・書籍のフレーミング効果を考える―クレメンス・J・ゼッツ作品のパラテクストの役割 第76回ドイツ現代文学ゼミナール 2021年9月6日

・クレメンス・J・ゼッツ『ケーフェイと文学』からみるポスト真実時代の第四の壁 日本独文学会春季研究発表会 2021年6月6日

・Tiertänzer auf dem Seil. Der Roman Indigo von Clemens J. Setz aus posthumanistischer Perspektive In: Clemens J. Setz Symposium 2019, 2019年12月14日

・Gegen die Konventionen des Textes. Experimentelle Übersetzung von Sprachexperimenten im Ramen des Projekts "Arno Schmidt ins Japanische" 33. Jahrestagung der Gesellschaft der Arno Schmidt Leser am 6. Okt. 2018 in Ulm, Germany

・Clemens J. Setz und die Zukunft der Literatur. 25. Seminar zur osterreichischen Gegenwartsliteratur in Nozawa Onsen. 13. Nov. 2016.

・クレメンス・J・ゼッツにおけるメディアと文学,第66回ドイツ現代文学ゼミナール,2016年3月

・クレメンス・J・ゼッツ『インディゴ』における距離のとり方,第60回ドイツ現代文学ゼミナール,2013年3月

・言語実験と翻訳の可能性一アルノ・シュミットの記号の用法を例に、日本独文学会秋季研究発表会,2011年10月


【翻訳】
・[訳書]クレメンス・J・ゼッツ:インディゴ 犬飼彩乃(訳)国書刊行会 2021年

・[共訳書]アフマド・マンスール:アラー世代 イスラム過激派から若者たちを取り戻すために 高本 教之, 犬飼 彩乃, 由比 俊行, 早川 文人, 平井 敏雄, 荻原 耕平(訳)晶文社 2016年 ISBN:9784794969453

・[共訳書]ライナー・エアリンガー:なぜウソをついちゃいけないの? : ゴットフリートおじさんの倫理教室 高本 教之, 犬飼 彩乃(訳)KKベストセラーズ 2006年 ISBN:4584189277

・[翻訳監修]クレメンス・J・ゼッツ『女とギターの間の刻』(抜粋)In: Die Gegenwart, das Internet und die Mensch zu Mensch Beziehung. Hefte der Veranstaltungen anlasslich des Besuchs von Clemens J. Setz in Japan. Goethe-Institut Tokyo 2015, S.36-56.

・クレメンス・J・ゼッツ『インディゴ』(抜粋)In: Die Gegenwart, das Internet und die Mensch zu Mensch Beziehung. Hefte der Veranstaltungen anlasslich des Besuchs von Clemens J. Setz in Japan. Goethe-Institut Tokyo 2015, S.6-25

・[共訳]ヨアヒム・ロットマン『ハッピーエンド』(抜粋)犬飼彩乃、高本教之(訳)In: Joachim Lottmann. Happy End. Hefte zum Merck-Kakehashi-Literaturpreis: Festveranstaltung zur Preisausschreibung im Goethe-Institut Tokyo 2015, S.6-25.


【その他】
・[企画]オンライン国際ワークショップ クレメンス・J・ゼッツ―ポストヒューマニズムの文学 公益財団法人 国際文化交流事業財団(JICEF), ゲーテ・インスティトゥート東京 Zoom Webinar 2021年9月25日

・[ウェブコラム]クレメンス・J・ゼッツ『インディゴ』訳本制作騒動記 In: 日本独文学会ウェブコラム 2021年9月

・[イベント登壇]『インディゴ』 刊行記念トークイベント 著者 クレメンス・J・ゼッツ、訳者 犬飼彩乃を迎えて メルク社・ゲーテ・インスティトゥート東京 『インディゴ』 刊行記念トークイベント 2021年7月3日

・[寄稿]プロレスをめぐる闘い In:ユリイカ 2021(8) 286-286 2021年7月

・[寄稿]ドイツ語圏の最新文学潮流と翻訳出版 In:ラテルネ (123) 2020年2月20日

・[登壇]Ein kurzer Blick auf die deutsche Literaturszene in Berlin. In: Land der vielen Literaturen. Literaturbetrieb und Übersetzung. ゲーテ・インスティトゥート東京、メルク社 文学の国から 翻訳出版についてのワークショップ 2019年9月8日 - 2019年9月8日

・[寄稿]昨日読んだ文庫 In:毎日新聞 2019年4月14日

・[イベント企画・パネリスト]クレメンス・ゼッツとの対話-IT時代の「作者」概念をめぐってGespräch ohne Autor. Mit Clemens J. Setz. 慶應義塾大学文学部独文学専攻・首都大学東京ドイツ語圏文化教室主催クレメンス・J・ゼッツ来日記念ディスカッション,2018年11月13日慶応義塾大学三田キャンパス

・[イベント企画・司会]"Mein Alter Ego"? Hiroshi Ishiguro und Clemens J. Setz uber Mensch und Maschine. Diskussion moderiert von Ayano Inukai. am 6.12.2015. Goethe Institut Tokyo.

・[書誌]Chronologische Bibliographie zum Thema Arno Schmidt in Japan. In: Karl-Heinz Muther: Bibliographie Arno Schmidt. Bielefeld, 2015, S.112-118.

・[ウェブコラム]アルノ・シュミット生誕100周年に寄せて,日本独文学会ウェブコラム,2014年7月
http://www.jgg.jp/modules/kolumne/details.php?bid=106
メルク「かけはし」文学賞2018
日本独文学会会員
日本オーストリア文学会会員
日本通訳翻訳学会会員
Gesellschaft der Arno Schmidt Leser (GASL)

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