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臨床応用への可能性を示すために大学院に進学、将来は研究者に

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川嶋 大介

理工学研究科 機械工学専攻 博士課程後期
首都大学東京 都市教養学部 都市教養学科卒
東京都出身

Q1.大学院への進学はいつ頃、なぜ決めましたか?

博士前期課程1年次の冬に、進学を決意しました。現在行っている近赤外吸収イメージング法を軸に、光を利用した試料の温度や成分濃度などを測定する光計測手法を発展させたいという考えがありました。さらには、この技術を用いることで、これまで観察が困難とされてきた現象を解明することや、臨床応用への可能性を示していきたいという理由から博士後期課程へ進学しました。

Q2.研究しているテーマと、その目的や内容を教えてください。

近年、微細流路の作成が容易となり、ごく微量な液体試料を対象に、分析、化学合成などを行うことができるようになりました。ところが、試料が微量でかつ密閉されているため、観察は困難を伴います。例えば、試料の温度を調べたいとき、蛍光試料の発光を観察するという手段が用いられています。しかし、この手法には、試料に蛍光物質を混ぜなければならないという致命的な欠点があります。特に、プラントにおける化学合成や生体計測など混入物が厳禁とされる場合には使用できません。そこで、私の研究では可視光よりも少しだけ波長の長い、近赤外線を利用した可視化技術の開発に取り組んでいます。近赤外線は、波長によって、試料の温度や水分量または成分濃度の変化に対して異なる反応を示します。この変化の違いを分析することで、流路内部にある試料の情報を可視化する技術の実現化を目指しています。

Q3.大学院での「学びの醍醐味」はどのようなところにあると思いますか?

学部までの学業の多くは、受動的な教育の過程にあるものでした。しかし、大学院では、積極的な行動によって、自身で学んでいく必要があります。誰も知らない未知の領域を、解析や実験による調査の積み重ねや、仲間と議論を繰り返すことによって開拓していく。また、自身の研究成果を世の中に発信し、学外の研究者とのコミュニケーションによって、自分の視野を広げていく。そのような学びの根源的ともいえる部分を味合うことが、大学院生活における楽しみの一つではないかと考えます。

Q4.将来の夢や進路は?

将来は、研究者として研究を続けていきたいと考えています。ただ、大学組織内で研究を続けるのか、あるいは、企業の研究所に勤務するかは、明確に決めていません。自分の研究を役立て、世界に発信していく上でどのような立場が相応しいのかを、研究生活で吟味し、見出していくことも目標の一つにあります。

※登場する人物の在籍年次や所属、活動内容等は、取材時のものです。

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