キービジュアル

化学の輪を広げよう!

image-2
image-3
image-4

私たちTMU-SFCの活動目的は「より多くの方に化学の面白さを伝えること」です。その背景には、昨今話題になっている子どもたちの理科離れがあります。実際理系志望者の割合は減少傾向にありますが、私たちのように化学を好む学生がいることも事実です。私たちスタッフが化学を好きになったきっかけとして一番多く挙げられるのは、小・中・高校での化学実験の体験でした。目の前で起こった溶液の色の変化や発光といったドラスティックな変化を目の当たりにすることで、化学を感じる楽しさを知ったという学生が多くいます。そのことから、私たちは「化学実験」が化学に興味を持って貰う良いきっかけになると考え、化学実験の体験イベントを運営しています。

私たちの活動の目玉は毎年大学祭シーズンに行っている「体験!化学実験」です。昨年は、毎年恒例の「スライムを作ろう!」を始め、色の変化を楽しむことができる「ホウ砂で作る色ガラス」・「虹色の液晶」・「チタン板アクセサリー作り」、光の観察を行う「ルミノール反応」や「有機EL」、高分子の合成を行う「化学繊維の合成」の7つの実験を行いました。
「体験!化学実験」に向けた準備は本番の半年前から行われます。初めは10数個ある実験テーマから、予備実験を行って6~7個まで選別し、そこから更にどのように実験を行えば楽しんでもらえるか、原理を理解してもらうためにはどのような工夫ができるかなど試行錯誤を繰り返します。
もちろん安全面には力をいれており、化学コースの教職員の方々に協力いただき、本番前には「安全会議」と称する教職員+全スタッフの合同ミーティングを行っています。
その他にも、来場者には実験を楽しんでもらうだけではなく、本質的な原理やその応用例などにも触れてほしいと考え、実験冊子「HANDBOOK」を作成し配布しています。
これらの結果、7年目の昨年度は来場者数1344名、アンケートによる満足率は97.2%と、大人から子どもまで多くの方に化学の楽しさを伝えることができました。

化学の楽しさを普及する活動は大学祭のみではありません。私たちは小学校や科学館にて実験教室を行う「出張!化学実験教室」も行っています。
最近では昨年度8月に八王子市立サイエンスドーム八王子、同じく昨年度2月に八王子市立別所小学校と松木小学校、今年度4月には日本科学未来館、そして今年度6月に八王子市立南大沢小学校にて行いました。
大学祭同様、アンケートによる満足率を計算したところ、上記の全てのイベントでは子ども・保護者共に98%以上の高い満足率を獲得しています。

さて、TMU-SFCはすでに「体験!化学実験2012」に向けて動き出しています。今年は11月1、3日に開催する予定です。詳しい情報は当団体ホームページにて随時発信していきますので、ぜひご覧ください。多くの方のご来場お待ちしております。
また、小学校や児童館・科学館などで実験教室をやってほしいという方、「出張!化学実験教室」の依頼も随時受け付けておりますので当団体までご連絡ください。

私たちはこれからも、少しでも多くの方に化学の楽しさを伝えるべく活動していきます。今後ともTMU-SFCをよろしくお願いいたします。