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藤原 敬介 教授

藤原 敬介 教授

システムデザイン学部
インダストリアルアートコース
藤原 敬介 教授

キーワード:
インテリア, デザイン, アイデア

生きることそのものがデザインだ! 今までにないものを生み出そう

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物の形や色を決めることだけがデザインではない

「デザイン」という言葉を聞くと、あなたはどんなことを思い浮かべますか? 多くの人は「形や色をどうするか」、また「どのような機能を持たせるか」、といったことを考えることでしょう。しかし、デザインはそのような単一的な見方をした行為ではありません。デザインとは人々が安心して、健やかに暮らしていく方法を考え、具体的な形や仕組みを作り出していくうえでとても重要なものです。言い換えれば、「人が生きることそのもの」が、デザインとも言えるのです。

「生きること」を問うインテリアデザイン

デザインにはさまざまな分野がありますが、インテリアデザインでは、日用品や照明、家具といった「製品のデザイン」と、部屋や建物全体といった「空間のデザイン」の両方を融合させて考えます。インテリアデザインを考えるうえでは、その場所で過ごす人の行動や気持ちに、思いを馳(は)せなければなりません。そうすることで自然に「人間とは何か」「生きるとはどういうことか」といった深い思考にも向き合うことになります。

今までにない発想をいかに生み出すか

例えば、ホテルの部屋のインテリアを考えるなら、壁や床、天井といった空間を仕切る要素にどのような素材を使うのか、家具や照明など空間に配置されるものはどのような物にするかなど、目に触れるものすべてについて考える必要があります。さらに、光や音、香りといった、物質としては目に見えないものも含めて、空間にあるものすべてをデザインしなければなりません。
人々のニーズを満たすにはどうすればよいか、という視点からのアプローチもあれば、自分だったらこんなホテルに泊まりたいという発想から考えてもよいでしょう。どこのホテルの部屋も決まりきった間取りのように思えるかもしれません。しかし、もし今までにない発想でデザインすることができれば、全く新しい空間が誕生するかもしれません。

デザインの力は無限大! 感覚を研ぎ澄まして未来をクリエイト

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都市や社会の問題をデザインの力で解決する

都市や社会の問題を解決するうえでも、デザインの力は大いに役に立つと考えられています。例えば、放置自転車の増加に悩んでいる場所では、注意を促す看板のデザインを工夫するだけではなく、アート作品を配置して自転車を置きにくくするような工夫も考えられます。
人はなぜ自転車をそこに置いてしまうのか、どのようなことがあれば自転車を置かなくなるのか、さまざまな角度から考えていく中で、今までにないアイデアが生まれてくることもあります。

感覚を研ぎ澄まして新しいデザインを生み出そう

これまでの固定概念にとらわれない発想を生み出すには、どのようにすればよいのでしょうか? ひとつは、今ある課題について、過去の経験にとらわれず深く掘り下げていく中で、新しい道筋が見えてくることがあります。また別の方法としては、自分だったらどうしたいのか、自分自身に徹底的に向き合っていく中で答えが見つかることもあるでしょう。多くの人が見逃していたり、気づいていなかったりするところに、新しい発見が埋もれていることも多々あります。私たちが普段、何気なく使っている物や身の周りに、デザインのヒントは転がっているので、普段から感覚を研ぎ澄ましておくことが重要です。

デザインの可能性は果てしない

これまでにない素材の組み合わせや、3Dプリンタなど新しい技術の導入によっても新しいデザインを生み出せるチャンスは拡大しています。デザインとは、課題を探し出すのも、答えを出すのも自分自身で、答えは無限大にあるものです。
歴史に名の残るデザインを振り返れば、その多くは生み出された当時はかなり挑戦的なもので、それまでの世の中にはなかったものでした。ところが、いつの間にか当たり前のように私たちの生活に溶け込んでいるものはたくさんあります。10年、20年先の未来を見据えて、今の世の中にないものを生み出していくことは、「デザイナー冥利(みょうり)に尽きる」ことなのです。

高校生・受験生の皆さんへのメッセージ

これまでに学んできたことの多くは、与えられた問題に対していかにスピーディーに答えを出すかだったと思います。しかし大学で学ぶということは、まず自ら問題を見つけ出すことから始まります。そしてその答えが無限にあることを知っておいてください。
自分の思いや考えを信じながら、自分なりの答えを出していくことは決して簡単ではありません。迷うことや悩むことばかりでしょう。しかし、あなたの純粋な思いや考えを信じてください。素晴らしい未来を作っていけることでしょう。志のあるあなたと一緒に学べる日を楽しみにしています。


夢ナビ編集部監修

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