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妹尾 淳史 准教授

妹尾 淳史 准教授

健康福祉学部 放射線学科
妹尾 淳史 准教授

キーワード:
放射線, MRI, 画像

可能性を秘めたMRIの世界

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放射線学科では3つの分野を学ぶ

放射線技師をめざして大学や専門学校へ入学すると、3つの専門分野を学びます。1つめは「画像診断」、2つめは「核医学」、3つめは「放射線治療」です。
なかでも画像診断では、体外から放射線を当てて体内を撮影する「レントゲン」や「CT」、強力な磁場を利用して体内を診る「MRI」、目の中を撮影する「眼底カメラ」、骨粗しょう症の診断などに使われる「骨密度計」など、さまざまな種類の機器を使っての撮影技術と、撮影した画像の読影法を学びます。レントゲンの撮影方法だけで数百通りあるといわれ、目的や病気によって使いわけられます。

患者さんを救うためにMRIの研究は続く

切開などの外科的な手技なしに体の中を診ることができる機器のひとつ、MRIは、体に振動磁場を加えて、水素原子核の状態が元の状態に戻るまでの時間を測定して、組織ごとに異なるその差に注目して人体の構造をコンピュータで立体映像にする装置です。骨は写らないので、レントゲンなどに比べて、内臓や血管をより詳しく診ることができ、放射線を浴びずに撮影ができるのが特徴です。MRIは、撮影するときにバケツを叩くような大きな騒音があるのですが、最近では、その音を取り除く手法や、数分かかっていた血管撮影が0.1秒で済む高速撮影法、撮影した後に画像処理をしなくてもすぐ診断ができる技術など、患者さんの苦痛を和らげ、医療従事者にとっても使い勝手をよくするための研究が日進月歩で進められています。

放射線を使わないMRIには大きな可能性が

今後のMRIの応用分野としては、学習方法の研究や、精神医学への利用が考えられます。脳をMRIで撮影することにより、科学的根拠のある本当に効果が得られる学習方法を考案する研究が始まっています。さらに精神医学の分野では、精神科医の経験に頼っていた精神や心の病の診断への応用が期待されます。MRIを使うことで脳神経のどこに疾患があるかが画像でわかるため、より確実な診断が可能になろうとしています。

高校生・受験生の皆さんへのメッセージ

「病気や障がいのある人の役に立ちたい」と考えている人には放射線の分野は、やりがいがあると思います。私は専門学校を出た後、10年間、臨床の現場で経験を積みました。その間、9時から17時までは仕事をし、その後は研究に没頭する日々で、「24時間、研究がしたい」と思ったのが研究者になるきっかけです。その後、大学へ入り直し、研究を続けながら博士号を取得することができました。高校生のあなたも、「10年後の自分がどうなっていたいか、その夢をどう実現したいか」を考えてみてください。きっと叶えられるはずですよ。


夢ナビ編集部監修

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