本文へ移動します

神田 明延 准教授

神田 明延 准教授

人文科学研究科 人間科学専攻
日本語教育学分野

神田 明延 准教授

キーワード:
言語, 会話, CALL

世界中の人と、つながることができる

イメージ2
教室内留学が可能に

近年、CALL(コール)と呼ばれる教育方法を行う学校が増えています。これは、Computer Assisted Language Learningの略で、コンピュータを用いた外国語学習・教育のことです。文字、音声、画像、動画といった多彩な伝達が可能な情報通信技術は、読む、書く、聞く、話すなどさまざまな技能を使う必要のある言語学習と相性がよく、大きな効果が期待されています。その最大のメリットは、コミュニケーションの手段や機会が豊富だということです。教室という閉じられた空間を飛び越え、活発なコミュニケーションを図ることができます。

口述ばかりが「会話」ではない

実際、インターネットテレビ電話「スカイプ」などを利用して、ネイティブスピーカーとリアルタイムに対話できる設備を用意している学校もあります。また、チャットや電子掲示板などを通じた文字によるコミュニケーションも言語学習に有効です。後から会話文を確認することで自分の間違いに気づくだけでなく、ほかの人の上手な表現を参考にできるのも、文字による会話のメリットです。お互いが、異なる国のネイティブスピーカーとして助け合う授業もあります。例えば、英語圏で日本語を学ぶ学生と、英語を学ぶ日本の学生とのやりとりです。どちらかが必ず母国語ではない言語を使うため、時折おぼつかなくなることもありますが、双方の学生が励まし合ったり、導き合ったりして素晴らしいコミュニケーションが繰り広げられます。

何をするために、習得するのか

技術革新が進むほど、言語の習得スタイルも多様化していきます。ただし、どれだけ技術が進歩しても、語学の習得に近道はありません。いつの時代も、大切なのはモチベーションです。言語はコミュニケーションのための道具ですから、習得した言語を使って何をするのかが重要になります。世界中の仲間と刺激し合いながら、その目標への歩みを加速化させる点も、「CALL授業」の大きな魅力です。

使える英語を身につけるには?

イメージ2
グローバル社会で英語は不可欠

グローバル社会の国際共通語は英語です。日本でも英語は義務教育に組み込まれ、長い期間を費やして勉強されています。その必要性は年々高まるばかりで、英語を社内公用語にする日本企業が増えています。さてどうしたら使える英語を身につけることができるのでしょうか。

大量のインプットと少量のアウトプット

道具は使わなければ上手くなりません。英語も同じです。しかし、やみくもに勉強してもなかなか効果は上がりません。使える英語を身につけるコツは「大量の良質のインプット」と「少量のアウトプット」です。まず、レベルの合った英語の音声をたくさん聴き、文章を読んで、数多くの単語や例文に触れることです。そしてインプットした英語を使って、少しずつ自分で書いたり話したりしてみます。学校の授業以外で英語に触れる機会がなく、インプットもアウトプットも無理と思っていませんか? 今はパソコンや携帯電話があれば、インターネットでいつでもどこでも英語学習が可能です。お勧めは、無料の英語学習サイトやSNS(Social Networking Service)です。ネイティブスピーカー同士の英語での会話を、動画で見てインプットするのも、チャットやスカイプ(インターネット電話)でアウトプットするのも自由自在です。

コミュニケーション重視のアウトプット

チャットやスカイプを使えば、文章を書いたり、話したりしたことに対して、すぐに他者から反応やコメントをもらえます。それによって自分の英語の矯正をはかり、その積み重ねでレベルアップができるのです。初心者でも、英語が母国語でない人を相手に英語でコミュニケーションしたり、英語のネイティブスピーカーと日本人とで、お互いの母国語を教えあうのも、気後れしないので効果的です。間違っていても、相手から反応があるということは、伝わっているということになります。つまり英語として立派に通用しているのです。さらに、伝わるだけではない、正確な英語をめざして学習することが大切です。

高校生・受験生の皆さんへのメッセージ

世界の人々に自分のことや日本の文化を紹介することは、外国語習得にとても有効です。会話に自信がない人も臆することはありません。SNSサイトなど、さまざまなメディアを活用して、まずは書くことから始めてみてください。文字だけでも熱い議論を交わすことができます。
ただし、外国語を学ぶときにベースとなるのは母国語で論理的に考える能力です。日本語でうまく説明できないことは、当然外国語でも説明できません。日本語でしっかりコミュニケーションをとることも大事にしながら、言語学習に励んでください。


夢ナビ編集部監修

ページトップへ