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高尾 義明 教授

高尾 義明 教授

都市教養学部 経営学系
経営学・経済学コース
高尾 義明 教授

キーワード:
組織, リーダー, モチベーション

良い組織を作るには? ~社会に出てからも役立つ部活動や委員会の経験

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目標・モチベーション・コミュニケーション

あなたにとっての身近な組織といえば、部活動や委員会などですが、目標や課題を掲げて頑張っている人も多いでしょう。しかし、時には成果があがらないこともありますし、組織の中で仲間割れを起こすこともあります。
「良い組織をどのように作るのか」「メンバーはどのように行動するのか」などを考えるのが「経営組織論」や「組織行動論」です。良い組織に必要なのは、「めざすべき方向性や目標を具体的に共有していること」「その目標を達成しようというモチベーションがあること」、そして「チームの良い雰囲気を保つためのコミュニケーションが取れていること」です。このすべてにおいて大きな役割を担うのは、当然ながら組織を引っ張るリーダーになります。

リーダーシップで重視すべき2つの軸とは

リーダーとは、一方的に命令を下す立場ではなく、組織が良い方向に向かうようにうまく導いていく存在です。リーダーシップで重視するポイントとしては、2つの大きな軸があります。1つは全体の人間関係に気を配り、組織の雰囲気を良くすることです。もう1つは、ミッションを達成する具体的な方策や手順を考え、指示することです。この2軸のどちらを重視するかは、そのときどきの組織の状態で変わります。また、人には向き、不向きがあるので、自分の苦手な部分はほかのメンバーに補ってもらえば良いでしょう。

社会に出てからも役に立つ知識が身につく

会社という組織の中では、より人間関係も複雑になりますが、学生時代に部活動や委員会で経験した組織のまとめ方やリーダーシップの取り方などは、きっと社会人になっても役に立ちます。またモチベーションを上げるポイントなどもつかんでおけば、仕事にやる気を失いかけたとき何かしらの手がかりを見つけられるはずです。
こうした組織のあり方や、その中での行動の仕方などを学んでおくと、働き方もぐっと変わるでしょう。

会社も自分もハッピーに! これからの働き方を考えよう

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会社員の「越境経験」とは?

あなたは大学を卒業したあと、自分はどのような働き方をしていくか、想像してみたことはありますか? 日本ではこれまで、一度就職したら定年までずっと同じ会社で働く、いわゆる「終身雇用」が守られてきました。しかし現在は転職する人も増え、いろいろな働き方が選択できるようになっています。
転職のように組織の枠を超えて動くだけでなく、同じ会社にいても海外駐在などで外の世界に出ることを「越境経験」と呼びます。育児休暇中に地域コミュニティと接点を持つような場合や、副業で本業以外の仕事を持つような場合も越境経験と言えるでしょう。

転職・副業もウエルカムな時代に

これまでは転職や副業を良く思わない企業がほとんどでした。しかし外の世界に飛び出して、今までにない気づきや、自分らしさを見つけられたら、その人本人にとってプラスになるだけでなく、会社にとっても良い効果があるのではないかと考えられるようになってきています。
例えば転職しても、前に勤務していた会社での経験や、その組織の一員だったというアイデンティティはずっと心に残るでしょう。その結果、転職した人が前の会社と現在の会社をつなぐパイプ役になって、新しいビジネスチャンスを生み出すといった、良い効果をもたらすことも期待されています。

会社人間はNG! いろいろな居場所を持とう!

仕事一筋で会社以外にほとんど交友関係がない「会社人間」になってしまうと、定年や何らかの事情で退職したあとの選択肢が狭まってしまいます。そうならないためにも、普段から本業以外の仕事や趣味、地域のコミュニティとつながっておくなど、多様な価値観にふれておくと、いざ何か困ったことが起こっても柔軟に対応できるでしょう。
いくつかの「自分らしさ=アイデンティティ」の置き場所を持つということは、これからの働き方を考えるうえで大きなポイントの一つなのです。

高校生・受験生の皆さんへのメッセージ

「組織について考える学問」と聞くと難しく感じるかもしれませんが、会社や役所だけでなく、あなたが普段、参加している部活動や委員会も組織の一つです。
「経営組織論」では、組織をリーダーシップやモチベーション、役割分担といったさまざまな切り口から考えていきます。部活動や委員会も、同じような切り口から考えられるでしょう。興味があれば、ぜひ経営組織論について調べてみてください。


夢ナビ編集部監修

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